マツダスタジアム

一度は行きたいと思っていたマツダスタジアムに行ってきました。
知ってるとは思うけど,広島カープのホームグラウンドです。
去年オープンしたばかり。
新幹線からチラッと眺めたことしかなく,一度現地を視察(観戦)したいと思っていました。




で,行ってきましたよ。
カープ対ホークスのオープン戦。
前日に広島在住の友人(ライオンズファン)に泊めてもらい,一緒にスタジアムに向かいました。
あっ,言っときますが僕はいちおうホークスファンです。


感想ですが・・・いや〜,いいスタジアムだ!
新しくて観やすくて遊び心に富んだ素晴らしいスタジアム。
特に,デッキを通って場内をグルリと一周できるのがいいね。
球場内360度,どこからでも観られる。
(もっというと,外の道路からも線路からも観られる)
僕もこれまで全国あちこちの球場に行ったけど,ここはピカイチ。
あとはもう少しグルメが充実してれば言うことなしだろう。
ある一点を除いては・・・(それは後ほど)


えっ,結果ですか?
それは・・・


H 000041110 7
C 000012021 6


で,ホークスの勝ち。
しかし締まりのない試合でグダグダ。
4回までは特にひどく,両チームともランナー出しまくるが点が入らずイライラする展開。
5回以降はグダグダの中にも随所に得点シーンが見られ,退屈しのぎにはなった。
大隣は球数多すぎ。ランナー出しすぎ。
これでローテーションとか大丈夫なんかいな。
しかしカープ前田健太はもっとやばい。
これで開幕投手最有力とか言って,カープはどんだけ人材難なんだ。


あと特筆すべき点といえば,長谷川・松田・田上がホームランを打った。
この3人,7・8・9番打者だよ。どんだけ贅沢なんだ。
伊藤淳史もビックリだ。


そしてスタジアムが最高に盛り上がった瞬間が2度あった。
まずは6回表。
「ピッチャー,前田健太に代わりまして・・・今村。」
スタジアム大歓声。拍手の嵐。
長崎・清峰高校出身のドラフト1位ルーキーがプロ初登板だ。
そうだよなぁ,カープ期待の星だもんなぁ。
しかし先頭の長谷川にいきなりホームランを浴び,プロの洗礼を受けた。
大丈夫,カープファンは忍耐強いから,2軍でじっくり体を作ってきてほしい。


しかしエンターテイナー野村新監督は,さらに畳み掛ける。
直後の6回裏。
「バッター,嶋に代わりまして・・・前田。」
もう敵味方関係なく,スタジアム全体から「おぉ〜〜!!」という地鳴り。
もはや説明は不要だろう,孤高の天才・前田智徳
セパ12球団どこのチームのファン・選手からも,いま最も崇拝される選手であることは間違いない。
現ピッチングコーチの大野豊はかつてカープファンから「現人神」と崇められたが,あれはカープファンにとっての神だった。
しかし前田は違う。
今やすべてのプロ野球ファンから神格化されているといって言い過ぎであろうか,いや,ない。
そのバッティングフォームはもはや神々しささえ感じる。
結果がボテボテの内野ゴロだったことなどどうでもよいとさえ思えてしまう。
前田の次に代打で出てきた石井琢郎の存在感もすっかり霞んでしまうというものだ。


そういえば今村も前田智徳も野村監督も3人とも九州出身だということに今気づいた。
今年こそカープには頑張ってもらいたい。


あ,そうそう,マツダスタジアムで一点だけ問題なのは,それ自体が魅力でもあるんだけど,屋根がないことです。
5回から雨が降ってきて困った困った。
マツダスタジアムはメジャー流を売りにしていて,実際のとこメジャーリーグは屋根ナシの球場が主流。
やっぱりオープンスカイの球場は開放感があっていい!
だけど日本はアメリカと違って雨が多いんだよ・・・。
せめて観客席の上だけでももうちょっと屋根の面積を増やせないもんかね。